前回は、ストレートネックの定義や症状、チェック法などを調べてみました。
今回は、「ストレートネックになってしまう原因が分かれば、対策も考えられるかも」ということで、ストレートネックの原因を調べてみることにしました。
日々の生活の改善から、対策ができるかもしれません!
ストレートネックの原因
大きく分けると3つあるようで、
- スポーツや事故などによる「むちうち」
- 加齢による「頚椎症」
- 不良姿勢
の3つのようです。
原因別に対策を考えてみましょう。
1.「むちうち」と2.「頚椎症」
この2つについては、さすがに「日々の生活を改善して対策しましょう」とは言えませんね。
「むちうち」とは、首に不自然な力が加わって、首がムチのようにしなったために、首に痛みなどがでる症状の総称のことで、
「頚椎症」とは、広義(広い意味)では、加齢によって椎間板に変性がおこり、首などに痛みなどの症状の総称のこと、だそうです。
首に加わる力や、椎間板の変性によって、首の角度が変わってしまって、ストレートネックになっている場合があるようです。
「むちうち」と「頚椎症」はどちらも総称なので、病院で診察してもらうと、きちんとした診断名を教えてもらえると思います。
どちらもまずは整形外科に行くのが一般的なようです。
自分がストレートネックかな、と思ったときに、事故などの衝撃に覚えがある場合は「むちうち」を疑って、加齢かもと思う場合は(その判断がむずかしいかもしれませんが・・・)「頚椎症」を疑って、まずはきちんと病院に行きましょう。
ただ、どちらも病院で治療を進めながら、枕などの寝具でサポートする、という考え方はあるみたいなので、病院で診断してもらった後で、自分に合う枕を探してみても良いかもしれません。
「むちうち」や「頚椎症」によるストレートネックにお悩みの方、ぜひお話をお聴かせください。
私では直接的な解決はできませんが、お気持ちを共有したり、他の皆さんとの交流の場を設けたりできると思います。
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3.不良姿勢
不良姿勢というのは、文字どおり良くない姿勢のことです。
この不良姿勢は、私が調べた限りでは、大きく分けて2種類あるように思います。
他サイトさんでそう言われているわけではないので、私が勝手に分けてしまったのですが、
- 猫背や巻き肩など、立ち姿が悪い場合や、寝姿が悪い場合など、子供の頃からの長年の習慣による不良姿勢
- 作業の都合上、悪い姿勢をしょっちゅうとってしまったり、長時間悪い姿勢のままでいてしまう、作業にともなう不良姿勢
です。
(1)長年の習慣による不良姿勢の矯正
立ち姿が悪い場合
悪い立ち姿には、有名なものでは猫背や巻き肩があって、他の姿勢もたくさん分類されているんですが、その呼び名は専門家の方によってそれぞれ違うようです。
呼び名が違うのでご紹介しにくいのですが、猫背や巻き型などの「前かがみ系」以外にも、逆に後ろにそり過ぎている姿勢や、首だけじゃなく背骨ごと真っ直ぐになってしまっている姿勢があるようです。
ただ、どの専門家の方の分類でも、「正しい姿勢」は共通しています。
長年の習慣による不良姿勢は、「正しい姿勢」をとって、時間をかけて地道に矯正していくのが、やっぱり正直な方法のようです。
まあ、「正しい姿勢」が良いのだろう、っていうのは調べる前から想像がついていたんですが、その正しい姿勢を保つのが大変なんですよね・・・(笑)。
正しい姿勢を保つには、何が正しい姿勢なのかを知らなくてはいけないので、ご紹介します。
正しい立ち姿とは、
- 横から見たときに、くるぶし、ひざ、骨盤、肩、耳が一直線になっている
- 正面から見たときに、左右の傾きがない
という姿勢のことのようです。
骨盤というのは少し分かりにくいかもしれません。
骨盤ではなく、「大転子」を見るというサイトさんもありましたが、それも難しいですね・・・(笑)。
どちらにしても、お尻くらいの高さで、体の厚みの真ん中あたり、と考えて良さそうです。
目安なので、大体で良いと思います。
とういことで、大体で良いと思うので、私も自分の体を鏡に映してみたのですが・・・明らかに、肩が後ろに出ていました。
大体で良いと思うけど、大目に見ても、やっぱり出てますね。
私は姿勢が悪いようです^^;
胸を張っちゃってるみたいですね。
自分では良い姿勢だと思っていたんですけど・・・、だから腰痛とかがあるのでしょうか。
これを期に、肩を前に出すことを意識して生活しようと思います。
寝姿が悪い場合
寝る時の姿勢は、毎日何時間もとるものなので、とても大切です。
皆さんもご存知のとおり、3つの体勢がありますね。
- あお向け
- 横向き
- うつ伏せ
の3種類です。
この3つは、どれもメリットやデメリットがあって、一概にどれが良いとは言い切れないようです。
が、ストレートネックに良いか悪いか、という点で言うと、うつ伏せは良くないようですね。
うつ伏せは、首を無理に曲げた体勢になってしまうので、どうしても負担がかかってしまうようです。
では、あお向けや横向きならストレートネックにはならないかというと、やっぱり違うようです。
枕が合わないと、あお向けや横向きでもやっぱり首に負担がかかる角度になってしまうようで、毎晩、何時間もそういう体勢で過ごしてしまうことで、ストレートネックになってしまうようです。
また、あお向けか横向きのどちらか一つの体勢で寝るのではなく、眠っているときに自然に体勢を変えられるように、寝返りが打ちやすいということも、大切みたいですね。
ストレートネックの原因が、寝る時の姿勢だという場合は、やっぱり枕を見直した方が良さそうです。
(2)作業にともなう不良姿勢
- 長時間のパソコン、スマホ、デスクワーク、読書、手芸、テレビゲームなど。
特にパソコン、スマホなどは、最近わたしたちの生活に定着した道具ですよね。
最近の若い人たちにストレートネックが増えているのは、パソコンやスマホの普及が関係していて、そのためにストレートネックは現代病と言われることも多いようです(前回勉強したように、本当はストレートネック自体は”病気”ではないんですけどね)。
前かがみになってしまう作業が多いので、それを長時間続けることによって、ストレートネックになってしまうようです。
スマホやテレビゲームは、ソファにだらーんと体を投げ出してやることも多いので、その場合は前かがみではないですが、首に負担のかかる角度になりやすいように思います。
ここに挙げた作業にともなう不良姿勢は、「その作業をするときになってしまう」ものなので、「むちうち」や「頚椎症」、「長年の習慣による不良姿勢」よりは、比較的対策がしやすいんじゃないでしょうか。
よほど重い症状でないかぎりは、
- 作業の姿勢自体を見直す
- こまめに姿勢を変える
- 作業後のマッサージやストレッチによるケア
- 寝具によるサポート
など、比較的お手軽な対策から試していっても良いかもしれません。
まとめ
ということで、今回は、原因と、原因別の対策を考えてみました。
- 「むちうち」と「頚椎症」は、まずは病院へ行く。
- 不良姿勢のうち、長年の習慣によるものは、立ち姿は「正しい姿勢」で地道に矯正して、寝姿は枕で矯正する。
- 不良姿勢のうち、作業にともなうものは、作業姿勢の見直し、マッサージなどのケア、寝具によるサポートなど、お手軽な対策から試してみる。
という感じですね。
皆さんのご参考になると嬉しいです^^
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